PRIDE

 

本田菊は、とにかく明るい読書好きの少年である。
菊は学校の図書館、市立図書館と片っ端から物語を読みまくっていた。
ある日、菊は貸出カードに“ギルベルト・バイルシュミット"という名前を発見し、それ以来、良く注意してみると、
菊の読む本には必ず先にその名前があることに気付く。
菊の心の中でその名前は、顔も年齢も知らぬまま次第に膨れ上がり、育っていった。
この夏休みは菊にとって中学最後の夏休みであった。
両親は菊にあまりに理解があり過ぎて、何も強制しようとはしない。
菊は恋や進路を巡る友人たちの騒ぎにも付き合いながら、やがてひとりの少年と出会う。
少年は中学を卒業したらイタリアへ渡って、ヴァイオリン職人の修行をしようと決意していた。
そのための準備を確かな足取りで進めている彼が、あの貸出カードの“ギルベルト・バイルシュミット"だったのだ。
菊はギルベルトに心ひかれながら、進路も将来も自分の才能にも、
全てが曖昧な自分へのコンプレックスと焦りに引き裂かれる思いがした。
二人は幼くたどたどしいながらも、あくまで真摯に距離を近づけていく。
菊は、二人は立ち止まり見つめ合うのではなく、
並んで立って同じ遠い地平線を見つめるのだと決め、
その時にそれまで抱いていた曖昧な不安から解放されたような気がしていた。
出発を数日後に控えたギルベルトは早朝の丘に菊を誘い、
朝焼けの中で「一人前の職人になったら、結婚してくれ」と告白する。菊はゆっくりと頷いた。
ギルベルトは晴れやかな顔で、夢を果たすために旅立って行くのだった。
春、高校の入学式に向かう新入生の中に本田菊の姿もあった。
菊は相変わらず溌剌と元気だったが、以前とひとつだけ違うのは、
自分を賢く見つめる眼差しを胸にしっかりと抱いていることだった。


引用：耳をすませばあらすじから


(* ｀ﾌ´)＜お前の弁当ずいぶんでかいのな！
しお鮭でいっぱいですから！＞（廿-廿w）ｷﾘｯ

ギル「ひとりぼーっち　おそれずーにー　いきようとー　ゆーめーみてーたー……ぐすっ」
菊「バイルシュミットさん」→「ギルベルトさん」→「ギル」

ギル「ああ…これ　お前のか　ほらよ　本田菊」
菊「嫌なひと…！　遺憾の意！」

ギル「（フリッツ）親父だけが味方してくれるんだ」

(* ｀ﾌ´)＜奇跡だ！本当に会えた！　
菊に早く会いたくて心の中で何回も呼んだんだ、菊ー！って


耳すまキャストタイトロール：
ギル＝せいじ、しずく＝菊、ロマ＝すぎうら、バロン＝アーサー

もうすごい妄想力であるからして・・・＾＾ｂ


ぷにち！大好きだ！！！