PRIDE

すいません止まってて；；！！
でもたぶん２週間くらいとまると思われます。
え・・とぶっちゃけいうと試験です（勉強します！）

でもサイトが更新された日は
「・・・もう諦め（ぐはあ！）」とでも思ってください（ｗａｏ）
ではではがんばります！！

つづきに行ってみる方はロデオドライブ！（できるか！！）

でも山ツナ小説だったり




ハローグッバイ








なんだろう？



俺は今白いスモークがたくさんあるようなそんな空間にいる
足を着いているのかいないのかさえわからない
フワフワとした感覚に普段なら眠気を感じるはずなのに
あくびもでては来ない
そしてなにより体の自由がきかない
宇宙空間にさまよっているようなそんなかんじ





『―ツナ―』


なんだろう？




思考が霧がかかったようにもやもやとして
確かに自分のことを呼ばれているとわかるのに
誰の声なのか思い出せない
返事を返そうとしてもまるで声の出し方を忘れたかのように
音が発せられない
音のほうに近づきたくても動けない





『―ツナ―』




だんだん近づいてくる声
白い空間にたったひとりでいるのに
それを聞くとひどく安心する
もっと近づいて来てほしい・・
きっと俺が大好きな人の声なんだろう



なんでだろう？
思い出したいのにそこだけ影がかかったまま





ポタリ―


思い出せない
ツナの瞳から透明に輝く水滴が落ちる

涙は落ちるのにやっぱり嗚咽もでない




「ツナ！」

すぐ後ろから声をかけられてびっくりする
驚きと同時に体の自由がきくようになった

「あ―！」

振り返ってみてまた涙腺が緩む



「何やってんだよ、行こうぜツナ！」

「―山本。」



にっこり快活に笑う青年が手を差し伸べる

そうだ。俺は山本が大好きだった

いつでも俺を励ましてくれて
いつでも俺を助けてくれて
いつでも俺を愛してくれた

俺の仲間で親友で恋人でヒーローで―


モチロン今だって大好きだ
本当はその手をとって
広い胸に飛び込みたい


―でも






「俺は行けないんだ」

まだ、その手をとることはできないんだよ
やわらかく微笑んでそう言えば

すると伸ばしていた手を引っ込めて
残念そうに苦笑しながら


「そっか、んじゃあ仕方ねえな。またな！ツナ」



いたずらが失敗したような
子供みたいな顔をして山本が離れていく―――






「山本！」

はっ、とすると自分の寝室の天井に手を伸ばしていた


「夢―？」

頬を触ると湿った感触に泣いていたんだとわかる


コンコン




戸をたたく音に跳ね起きて袖で強引に涙跡をぬぐう


「十代目、失礼します。今日のスケジュールですが―」
と彼の名実ともに右腕となった獄寺が
小難しい文字が並んだ手帳を読み上げていく

別に自分が覚えていなくとも彼が誘導してくれるので
朝の報告はいらないだろうと
他人事のように聞き流しながら
ベッド横の小窓から日本の自室からみる景色とは
かけ離れたイタリアの風景をみる

少し曇っていて今にも小雨が振り出しそうな天気に
“雨”と称された守護者だった彼のことが頭をよぎる


「隼人、今日は何月何日だっけ？」

「はい！今日は「あ、やっぱりいいや！」」


答えをせき止められて少し笑顔が停止した獄寺も
今日の日付の意味を頭の中で考え、たどりつくと窓の外を見た




小雨が窓をかすって斜線を描き出し始めた


「この間の報復、終わらせなくちゃね」
誰に言ったわけでもない言葉は雨音に吸い込まれる



『生まれて来てくれてありがとう』


それが山本武の葬儀でツナが彼に送った
彼への想いすべてを籠めた言葉だった









コメ
文才な！！しかも死にネタやめなさい！
モデルはタイトルからしてモチロン藍坊主のです（失礼）
そして最悪なのはこれをもっさんの誕生日にＵＰしようとした
柳の根性です（うわあ・・）
一応これもっさんが死んでから
初めての誕生日ってことになってます（聞きたくねえ；）