忍者ブログ

Author

HN:
Ree(りぃ)
job:
中二
hob:
ぷにち、すぐりん、オリジ
into:
絵描きみたいな文字書き。
好きなものを好きなときにかいてます
Passヒント:結婚記念日

【創作について】
D-00のキャラを違うところで
ちょこまか動かしてたりします。
超絶パロ厨



ツイッター

【twitter=創作】ree_kai

【twitter=版権】

New CM

[07/27 yuzuki]
[06/09 Ree]
[06/07 yuzuki]
[05/26 Ree]
[05/26 NONAME]

QR

AD

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

この世の果てまで

100題。

もうなんかマイナーということは今更、気にならなくなってきました!(爆)
今回は、コロツナとなりました!
皆さん気付いてると思いますが
回を増すごとにマイナーへと行ってます(笑)←ってかもう笑うしかない!
では②どうぞ~

「どこかに行きたい」


作業に飽きてしまって書類が山をなしている中、机にあごをついてツナがため息をもらす


「なんだ突然。」


窓枠から足を放り出してぶらぶらさせながらコロネロがツナのほうを見る


「こんなにいい天気なのに、窓からただ景色を眺めるだけ。
まるで籠の中の鳥みたいじゃん」


といって視線を窓の外にやる

確かにいい天気だ。建物の周りには人が行き交っているし
川にはボートをこいでいる人もいる


「連れて行ってやろうか?」


窓から腰を起こすとこっちに来て手を差し出す


「へ?」


思わず素っ頓狂な声が漏れる
それと同時にコロネロの眉間にしわがよる


「どっかに行きたいんじゃねえのか?」




いや、そうなんだけどさ~
できるわけないじゃん。もし、俺が居なくなったら
泣く人がでるし、にこにこしながら青筋立てる人いるし
なにより黒の家庭教師さまからどんな仕打ちを受けるか・・・

想像したところで背筋が寒くなった


「じょっ冗談!!駄目ダメ!」


慌てて仕事を再開し始める

チッ、ってコロネロの舌打ちが聞こえた気がするけど
気のせいだよね?

自分に背を向けて、頭を掻いているコロネロに眼を向ける

もし今の言葉に応じて
そのたくましい手を取っていたなら
本当にどこまでも行けるんだろうか


(ちょっと行ってみたい気もするけどね)


彼なりの不器用な優しさに
コロネロに気付かれないようにそっと笑った







たった一度だけでいいから、この世の果てまで行ってみたいの





「ほんといい天気」






お題【たった一度だけでいいから、この世の果てまで行ってみたいの】
追憶の苑からお借りしましたv
PR

Trackbacks

TRACKBACK URL :

Comments

Comment Form