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最期の

一日あいてしまいました。
100題はコロツナですvそして死にネタです
(救われませんのでそのへん理解して読んでくださいね)
苦情は受け付けませんよ?柳の趣味なんで(死にネタが!?)
では、どうぞ~


ラストコール






俺の油断だったんだ




「コロ・・ネロ・・」

「っつ!だまっとけ」


ツナの傷口から血液があとからあとから流れてくる


わかっている、間に合わない

でも愛する人が死んでいくのをただ見ているだけなんてできるだろうか

必死に止血をほどこしていく
自分のかがんでいる辺りがツナの血液で血溜まりをつくる


・・・なんだ?自分が傷を負うより痛い

息ができない、苦しい


「泣いているの?」

「あ・・っ・」


頬に暖かいものを感じる

ツナはというと
最期にコロネロの泣き顔を見れるなんてなんか得しちゃった
と、いつもの調子で微笑みながらいう。冗談じゃない


「ばっバカ野郎!最期なんかじゃねえぞコラ!!」

(こんな終わり方させねぇ!!)


でもそんな思いとは裏腹に血が失われてツナはどんどん軽くなっていく


「ねぇコロネロ名前、呼んでよ・・」

「!!つっ」

「コロネロ・・」


懇願するようにツナは何度も俺の名を呼ぶ

俺は嗚咽をこらえながらなんとか声をだそうとする


「あ、ああ・・ツナ、ツナっツナ!」


眩しそうに俺を見つめ満足そうに笑む


「ああ・・ここは天国だね」

「!!」


俺の腕の中が天国だと言うツナ


こんなことなら



もっと抱きしめてやればよかった

もっと飽きるほどに愛を囁いていればよかった

もっと名前を呼んでやればよかった


もっと、もっと、もっと!!!



留まることを知らない涙が頬を伝う


(こんなに愛しているのに!!)


今にも消えそうなほど細く軽い身体を力の限り抱きしめた


「コロネロ・・・」


こんな綺麗な涙を俺のために流してくれてありがとう

愛しい人に見守られて死ねるなんて

俺は幸せ者だね


わがままをいうなら
そう、君に呼ばれる僕の名前を聞きながら逝きたい

どうか名前を呼んで、それだけでわたしは安息を得る


「ねぇコロネロ、愛しているよ。名前を呼んで?」


死んでもこの愛がなくなるとは思わない







お題【どうか名前を呼んで、それだけでわたしは安息を得る】
追憶の苑よりお借りしましたv

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